素晴らしい人間関係を その7「最も価値の高いスキル」

本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
 

素晴らしい人間関係を シリーズ

 

<大前提>

他人はどんな手法でも絶対に変えることは出来ません

しかし、自分は変わることが出来る。

 

自分が変われば、鏡として映っている環境も、

やがて変わっていきます。

 

<基礎基本の3原則>

1つ 感謝に徹する

2つ 尊重する

3つ 相手の望むことをする

シリーズ その1~3でお話したそれです。

 

この3原則が基盤にある状態で、

毎度お話をしていきます

 

今回は

「最も価値の高いスキル」

最後までお付き合い頂けると、幸いです。

 

 

価値はとは

正しいか? では決まりません

我々は教育で、答えのある正しさを学んできましたので、どうしても正しさを求める癖が付いているのですが、社会では通用しません。

 

その例が、高学歴だからと言って経営が上手くいくかは、関係ありません。

 

そもそも、絶対的に「正しい」モノはこの世に存在しません。

「正しい」は、人により、国により、時代により、解釈は違うのです

価値は正しいかでは 決まりません。

 

 

価値はとは

重要か? では決まりません

我々人類にとって最も重要なモノは何ですか?と問われたとき、即答出来る人は殆どいません。また、考え出して出した答えも、それぞれ違う答えを口にします。

 

モノで合ったり、地位であったり、人間関係であったり、妻であったり、子供であったり、とどのつまりは自分の命であったり、

 

では、その命を繋いでいるモノはなんですか?

その一つが「空気」ですね。「空気」が無ければ命は続きません。

「空気」は命にとって極めて重要なものになります

 

では貴方にとって一番の大事なモノは何ですか? の問いに、

「空気」と即答出来る人は希です

何故なら 価値とは重要かどうかで、決まってないからです。

 

空気は生きるのに非常に重要ですが、

私の一番大切な価値の高いモノは、「空気」なんですって答える人も意識する人も殆どいません。

 

価値とは

求められている人に対して、提供されるモノが

少ない場合に、人は価値を感じるモノです。

 

価値とは需要と供給の関係の中でしか 存在出来ないのです

例えば

行列の出来るラーメン屋さんの仕組み

入り口が1カ所のみで座席数が少なかったります。

入り口を複数大きくとり、座席数を増やすと売上げが一気に下がる、人間には不思議な真理があります。

→求めている人は多いけど、提供数が少ない。

 

例えば

フェラーリ

完全受注生産で注文から1年後に納車。極めて高額

では性能はプリウスなどは劣るのか?テクノロージーの意味合いではプリウスの方が性能は上かも知れません。

→求めている人は少ないけど、提供数はもっと少ない

 

価値とは

求めている人の数と、提供される数によって決まります。

 

だから

どれほど高い学歴であっても

どれほど高度な理論であっても

どれほど難易度の高い資格であっても

どれほど素晴らしいテクニックであっても

求められていなかったり、提供出来る人が多ければ、価値は低く感じられます。

 

人間関係において最も価値の高いスキルとは?

多くの人が求めているのだが、提供できる人が殆どいないスキル

 

それは 「聴く」 というスキルです。

 

どんな人も

自分の人生において、自分が最も重要人物だと思ってます。

相手にとっては相手が最も重要人物です。

世界の中で自分が一番重要人物なのです

 

自分の過去の経験と記憶に照らし合わせながら、生きています

自分の過去経験に合致したら「正しい」と判断します。

自分の過去経験に合致しなかったら「間違ってる」と判断します

故に、自分に出来ない事は、相手も出来ないと思ってます

 

自分が一番「正しい」意見を持っていると思っています

どんな人も自分が一番正しいと思ってます

 

全ての人が「話したい」と思ってます

自分の方が重要人物で、相手より自分の方が価値が高くて、相手より自分の方が正しい意見を持っているのです。意見が一致すればそれは「正しい」と共感しますが、意見が違えば相手が「間違ってる」と判断するのです。

 

そして、誰も「聴きたい」と思っていません

話す人は山ほどいるので価値が小さく

聴ける人は少ないので価値が高いのです

 

 

人は論理の生物では無く、感情の生き物です

だから、どれほど「聴く」事が大切だと論理を知っていても、実際に聴けるかは別なのです。やり方知っていても出来るかは別です。これは全てに言えることです。

 

相手の話を聴いている間に、脳の中では

私私私と言うエゴが暴れ出しています。

 

カラオケボックスで人が歌っている時に、一生懸命自分の歌う歌を探してるのです。

相手が話していても、常に次に話す準備をしているのです。何も聴いてないのです。

 

何故か?

自分の方が重要人物で、自分の知識の方が価値が高くて、自分の経験の方が面白いと誰もが思っているのです

 

 

本当の意味で

相手を理解し、相手と共感するための「聴く」というスキルを体得する為には、まずは自己のコントロール力を高めて、

エゴのスイッ
チを切れるようになる必要があります

 

ただ黙るのは誰でも出来ます。しかしそれは聴いている訳ではないです。それでは何一つ良くはなりません。

黙るでは素晴らしい人間関係など構築できません

自分がこんなに素晴らしい話をしているのに、むすっと黙ってる。

悪印象でかえって人間関係が悪くなります

 

理解と共感は、優れた克己心と忍耐力のある人だけが持ち得る「徳」です。

自分の喋りたい欲望を抑え、最後の最後まで全部聴くのです。

 

相手の自己重要感を満たす

その最も効果的なのが

誠心誠意で「聴けた」時です

 

相手を心から理解しようと熱心に耳を傾けながら聞けば聞くほど、相手の自己重要感は満たされ、大きな精神的満足を感じられます。

 

「聴く」事が出来る為に変わる3段階

存在→感情→行動

自分自身の存在が合って、何らかの感情が生まれ、行動に移す

 

理想的には存在そのものが変わることです

それが可能であれば、その存在から感情が生まれ、行動に発展する

これが出来れば、無意識に相手の話を「聴く」ことが出来る様になります。

 

存在レベルを変えたいのです。存在レベルでエゴをなくし、強い自己コントロール力を有し、克己心と忍耐力が付いて、本当の意味で相手を理解したり共感できる自分そのものになれれば、感情や行動を抑制する必要はないのです

 

しかし、存在レベルが変わるのは非常に難しいのです。時間とエネルギーを要します

故に、今すぐ出来ることは、順番を逆にして習得していきます。

 

<行動>

存在レベルや感情レベルで聴けるようになるには、

先ず形から行動に入るしかありません

此処からスタートです

 

笑顔で

相手の目をしっかり見て

時にうなずき

時に効果的な合いの手を入れ

真剣に相手の話を聴く態度を創っていく

 

これを意図的に意識的にしっかりと行う。

3週間、3ヶ月でかなり習得できます

これは浅いレベルです。しかし、先ずは此処から習得します

 

<感情>

次に存在レベルで聴けるようになる前段階として、

感情レベルで聴けるようになる必要があります。

私私私のエゴの衝動が出てきた時に、論理で感情を制御できるようになる

 

あーこれはこうだなとか、自分の意見を言いたくなっても、

「話すな!!聴け」

「静かにしろ!穏やかに」

と自分の命令が出来る状態です

これが感情レベルで聴ける状態

 

<存在>

理想は、存在レベルで聴けることです

 

エゴが無い状態。私が私が私がの主張が無い状態

ありとあらゆる状況を無色透明の中立の出来事と見れて、全てのポジティブとネガティブを超越して見れて、全ての人の中に自分を見いだせる状態。

 

自分と他人が分離していない状態です。

喜怒哀楽愛感謝など相手にある感情が自分の中にもあると認識できる状態。

 

他人と接しても自分と接しているのと同じ状態。

全ての相手から必ず何かの学びを受け取れる

 

相手は自分と違うと認識せず、全て皆本質的には同じと見て取れる様になれば、本質的に話を「聴く」事が出来ます。相手の言葉が自分の言葉に捉えられる様になりますから、本当の意味で理解したり共感したり出来るようになります。

 

人の本質が変わるのは、生きてきた年数の半分の期間が掛かると言われています

今40歳であれば20年かかり60歳で漸く存在レベルで変われます。

孔子は60歳にして漸く人の話が「聴ける」ようになったと自身が言っています。

 

 

人は自分自身を高めることには、とても熱心です。

勿論、素晴らしい事です。

しかし、多くの場合、其れが価値として高く評価される機会は少ないものです。

 

何故なら

価値は求められている人と、提供される人の価値で決まるからです

 

求められているのは

話せる人ではなく、聴ける人です

 

行動レベルで聴けるようになり

感情レベルで聴けるようになり

存在レベルで聴けるようになれば

 

相手に巨大な自己重要感を与え事が出来、

相手にとって掛け替えの無い特別な存在となります。

 

最も価値の高いスキル

「聴く」

人生を掛けて得るに値する価値の高いスキルです

 

最後までお読み頂きまして

ありがとうございます

ではまた

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