経営学 その24「組織文化」

こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
 
本日は
「組織文化」
についてお話できればと存じます。
 
最後までお付き合い頂けると幸いです

 

 

1.組織文化とは

規約の様なものでは無く、皆が暗黙で共通認識をもっているものです

(1)組織全員の共有する価値観

(2)組織全員が共有する模範

 

 

2.組織文化の短所

硬直化し易くなり、過信や保守化しやすくなる短所があります

 

私たちの会社はこうです。私たちの業界はこういものです。

枠の中に入り易い 嫌いがあります。

 

 

3.組織文化の長所

業務判断がし易くなり、行動がはやくなる。

更に現場での意志決定が可能になる

 

毎回合議を採らなくても、共通認識があるので

雰囲気など大凡の判断で

それぞれの行動が採れるようになります

 

 

4.何が組織文化を創るか?

(1)設立の理念(存在意義)

(2)創業メンバーの価値観(創業当時の想い)

(3)失敗体験(改善経験)

(4)成功体験(成功経験)

(5)学習(共通認識の統一)

 

 

5.ベンチャーに相応しい組織文化

「創造を尊重する」

(1)   新しい試みに肯定的な態度

初めての事に対して、取り敢えずやってみよう!と言うポジティブなあり方を求めます。

 

(2)   仮に失敗しても、行動を評価

何事も実際やってみないと分からない訳で、その行動を取った事を高く評価します。

 

(3)   中止 前言撤回も容認

朝令暮改「朝に命令を出して夕方それを変えること」を容認 寧ろ推奨

ビジネスの世界では 世界は常に変化しているのですから、臨機応変が重要になります。

日本は「首尾一貫」が美徳と言う風潮は有りますが、其れでは時代に取り残されます。

意志決定を軽くし、フットワークを軽く、ステップワーク良く時代を切り抜けます。

 

(4)   常に成長や変化を求める

安心安定を求めない。安心安定は保守化に繋がります。

成長や変化を求めることにより、チャンスを見つけます

 

(5)   非常識な考えを尊重する

目に見えない枠や垣根を超える非常識。

非常識なアイディアを歓迎します。

 

(6)   無限に思考する

実際の有限に縛られる思考を打破する。

お金が足りないから 時間が無いから 出来ない等の

有限の思考はアイディアを生むことが出来きない。

 

制限を外して、何事も無限 の考え方で

初めて、非常識な考え方が生まれます。

 

 

6.好ましくない組織文化

(1)過信

①競合相手の過小評価

大企業がベンチャーを規模で過小評価 

→ 追い抜かれる

②取引相手に対しての過度の強気交渉

 自社のWin重視で相手のWin or Lose を全く気にしない。

 → 裸の王様になる。

③顧客クレームの軽視 

 臭いものにはフタ 

→ 不信感

 

(2)保守化

①以前上手くいったやり方を変えない

②実質よりも形式重視

③新しい事に挑戦しない

 

 

7.組織文化を創る

(1)目指す組織文化を明確に定義する

例: ベンチャーなら「創造を尊ぶ」

 

(2)組織文化に合う人のみを採用する

たとえスピード重視の成長で、人材不足で有ったとしても、

この文化に合う者以外は採用しないを徹底する

 

(3)目指す組織文化について、繰り返し、多方向で確認し続ける

好ましくない組織文化の兆候がみられたら、戦う。

 

文化を創るのに必要なものは時間

明確な定義が

ある一定期間、繰り返し確認されると 

文化は創られて行くのです。

 

 

最後までお読み頂きまして ありがとうございます

それではまた

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