「春」 自我の確立
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
人生の春夏秋冬を4回に分けてお話したいと存じます。
今回は全ての始まり
「春」をご説明致します。
仮に人生を80年とした時
0歳〜20歳までの時期
この年齢は、判り易くする為にに定義しているだけで、人によっては60歳を過ぎてもまだ春の人がいたり、20歳前後で既に秋の時期に至ってるなんて事もあります。
どの様な人生をあゆみ、どの様にうけとめ、進化成長をしてきたかで変わります。
一応人生を4分割した場合の目処と思って下さいませ。
「自我を確立しようとする時期です。」
実は「悟り」とは自我を消滅させる状態を言います。
自我を消滅させる悟りに至るには、先ずは自我を理解する、府に落とす必要があります。
確立しないものを消滅させることなど出来ない訳で、先ずは自我を確立させなければなりません。
自我とは単純に何ですか?
私はこういう人間ですっと実感している。認識している状態。
自我同一性=アイデンティティ
自我とは何かしらと同一化する事で、確立して行くのです。
先ずは同一化する対象を見つけます。
赤ちゃんならお母さんですね。
成長と共に対象は変わります。
次にその対象を観察をします。
その後、その対象を同一化して行くのです。
自分の考え方や性格に取り込んで行くのです。
どういう事ですか?
簡単に言うと
真似するんです。
真似して、自分に取り込んで行くという事です。
此れを繰り返します。
対象とは愛着がある相手、憧れる相手、等基本的には気に入った相手ですね。
小さいと時は親ですかね。特に同性の親。
この時期に親に対して、愛着を感じて貰える関係にいないと、その子の自我の確立に必要な体験が不足するという事になります。
逆に愛情をたっぷりで接し、憧れの対象と慣れれば、親の考えを引き継いで育って行き、カエルの子はカエルに育ちます。
成長と共に対象は変わります。
先生や友達、色々な人達に愛着を感じて同一化していきます。
同一化する対象はリアルだけでは無く、本であったり、インターネットや映画、テレビなどを通じても、同一化の対象になります。スポーツ選手や歌手などの実在の人達にのみならず、過去の偉人や物語の登場人物も対象です。
沢山の対象から同一化する為の情報を繰り返し同一化し続け、一つに統合して、自我を確立させます。その作業がこの春の季節 自我の確立の季節になります。
私はこういう人間です!っと実感・認識する状態になる。
私はこういう事が好き、此れは嫌い
私はの長所はこれです。短所はこれです等々。
自分の説明書が完成した状態です。
逆に此れがうまくできない状態、自分が良くわからない、自我同一性の拡散といいます。
これは体験が足りない、愛着できる人と出会いが少ない状態です
20歳を過ぎても此処に至れなかった場合は、未だ未だ自分探しの旅は続きます。
どれだけ沢山の体験をし、沢山の人に愛着を持てたかで、自我の確立は早まり、自我に奥行きが出ます。
沢山の人に出会い、沢山の方に愛着や憧れを懐き、沢山の方を取り入れ、同一化して、統合させて、自身が府に落ちた状態。これが自我を確立した状態になります。
此れが、人生の「春」に於ける、自我の確立です。
此処で重要なポイントは
他者との比較
他者を受け入れ
他者の真似
を経て得た、自我の確立であるという事です。
次回は人生の「夏」になります。
自我と共に歩む
をお話しさせて頂きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
では、また明日。