「余命宣告」
今日は「余命宣告」についてお話致します
「死」というタブーに触れます
「死」を考えることで、
明日からの生き方が劇的に変ることを
体感して頂きたいと存じます。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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さて、題名が不謹慎だったかもしれません。
しかし、
今日お伝えしたい話には
必要なワードです
人は生まれ、いつか必ず死にます
物理世界に於ける
人生の最終ゴールとは「死」です
これは避けようがない事実です
その死の恐怖に怯えろって話ではありません
人生はいつ終わるかわかりません。
ここを受け入れているかどうかは
今を生きる意味でとても大切な事です
いつか必ず終わりがある
ならば、今ここ、この瞬間を
懸命に感じて生きましょうって提案なのです
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もし仮に、
あなたの余命が、あとわずかと伝えられたら
あなたはどう思われますか?
ちょっと創造してみてください
どうお感じになられますか?
不安や恐怖に襲われるかもしれません
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余命宣告を受けた際に
死の受容5段階というものがあります
第1段階<否認と孤立>
頭では理解しようとするが、
感情的にその事実を否認している段階。
第2段階<怒り>
「どうして自分がこんなことになるのか」
というような怒りにとらわれる段階。
第3段階<取り引き>
神や仏など外部にすがり、
何とかして欲しいと願う段階。
第4段階<抑うつ>
回避ができないことを知る段階。
第5段階<受容>
最終段階。自分が死に行くことを受け入れる。
受容段階の後半には、突然すべてを悟った解脱の境地が現れる。
「死の瞬間」という著書に示された
有名な「死の受容のプロセス」の概念です
そして
その先をとある
哲学者が提唱しました
第6段階<希望>
これは死後の世界を希望する
宗教的概念です
ここは妄想の世界になります。
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ちょっと各段階を感じてみて下さい
どうでしょう
其々を感じて頂けたでしょうか?
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何を思いましたか?
「自分の人生は満足だ!」
「わが人生に
一遍の悔い無し!!」
と拳を天に掲げられますか?
心から幸せな人生だったと
受け入れる事が出来ましたか?
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「死ぬ瞬間の5つの後悔」という本があります
そこに書かれている後悔とは
1.「自分に正直な人生を生きれば良かった」
2.「働き過ぎなければよかった」
3.「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
4.「友人に連絡を取り続けていればよかった」
5.「幸せをあきらめなければよかった」
これは一例だと思います
人それぞれ様々な想いが出てくる事でしょう
人生はシンプルに生きることであり
誰しもに幸せになる権利がある
後悔しない人生とは、自分を愛する事
それはありのままの自分を受け入れる事である
と伝えています
あなたが遣り残したことは
なんでしたか?
「あ~、あれやりたかったなぁ」なんて
浮かんだことはありましたか?
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終末期の患者は死が迫るにつれて、
第5段階<受容>に至り、
後悔を創った自分を許し
穏やかな気持ちで
死を受け入れると言われています。
因みに私の父親は、私が高校の頃
若くして末期がんで他界しました
どんなに病院側に怒られても
最後まで病室で外を見ながら
タバコを吸っている人でした
言葉数の多い父ではなかったので
何を思っていたかは
殆ど伝えられませんでしたが
戦時中の焼け野原から
高度成長期を駆け抜け
生きたい様に生きてきた
親父らしい最後だなぁと
受け取りました
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但し、
世の中、何があるか分かりません
不慮の事故が起きるかもしれません
このプロセスを感じることも出来ずに
突然の「死」が訪れることもあります。
そうなると
心の平安を見付ける時間も
ないかもしれません
人生はあっという間に過ぎていきます。
自分の生きたい人生を
命一杯生きる
そんな人生を生きたいと
思うのは当然です
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「生きる」とはなんでしょうか?
生きるとは
何かを求める
何かを達成することでしょうか?
何処かに辿りつく事が目的ならば
人生の最終目的地は
「死」という事になります
「死」を喜ばしく感じますか?
健全な目の前の相手に
「今直ぐ天国に送ってやるよ」と言って
相手には喜ばれません
人生の目的が
最終地点に辿りつくことではないからです。
人生の目的とは
「人生を生きる」ことなのです
せっかく生まれてきたのですから、
生きている時間を
命一杯楽しんだ方がよいのです。
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一瞬一瞬を大切に生きる
素晴らしい想念です。
しかし、
此処には「大切」という言葉があります
大切ではない無駄はしない
という意味にもなってしまいます
そのジャッジは思い込みです
生きるとは
生きていることを意識に上げる
全てを感じるという事です
全てが体験であり
全てが
あなたが生きている証です
そんなあなたを俯瞰して観る
高い視点から
あなたが生きている事を実感する
生きている
全ての行為・感覚を意識に上げる事で
生きている今を実感でき
生きている今に覚醒できます
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生きるということについて
もう一つ重要な視点は「機能」です
この世は関係が存在を生み出しています。
そして存在には必ず機能が備わっています
それは全ての存在にです
勿論、あなた自身にも機能があります
その機能とは、自分でコントロールが出来ます
その機能を果たしたいと思うのであれば
「生きる為に生きる」人生へ
自由に機能を付加する事が出来るわけです。
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自分は何がやりたいのか?
自分はどうありたいのか?
自分を見詰めて、あなたの中へ問いかけ
あなたの本当の心の声
Want-Toの声に耳を傾けてください
自分がどういう価値を持ちたいのか?
見えた瞬間に
やりたい事が決まります
あなたの果たすべき機能がわかります
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一人一宇宙
宇宙はすべて意識で存在しています
すべては自分の心がつくりでしています
あなたのあり方がこの宇宙です
そして、この宇宙での主人公はあなたです。
主人公の役割、役柄、
どのような人生を送って欲しいのか?
それはあなたが決めることができるのです。
生きている間に決め、その機能を果たす事で
縁起という関係性が生まれます
この縁起とは物理的縁起のみならず
情報的縁起も含まれますので
情報は死後も続きます。
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私が常日頃からお伝えしている
あなたの種を咲かせることで
その花は種を残し
世界に広がるという事でもあります
その機能、花はあなたの死後も続いていきます
あなたがこの宇宙を広げていくのです。
それは、あなたの名前を
後世に残すという事では無く
あなたの果たした機能の航跡が、
後に続く者達にも影響をあたえ、
その機能は生き続けるということです。
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ここが私の考える
死のプロセス第6段階<希望>です。
宗教的に死後の世界を浮かべて
安寧を得るのでは無く
この世界の未来に
「希望」を繋ぎ安寧を得る
私はこの人生を生きた!
この宇宙を存分に機能を果たし、創造した
そしてこの宇宙に私という機能が
新しい宇宙を創造していくことだろう
私のやりたい生きたい人生を生きれたと
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死後の世界を妄想するのは自由です
そして
明日の事、昨日のことを考えることも
全く同じ妄想です
今ここ、この瞬間しか世界は存在していません
この一瞬に、現在、過去、未来全てがあります
それは全て、今ここで生まれています
妄想は今ここを輝かせるための
娯楽や息抜きなどの様なものです
生きるエネルギーや指針となるなら
とても有効です。
ただし、その妄想の世界に浸かってしまう状態は
果たして生きていると言えるのか?
考えて観て下さい
今ここ、この瞬間を生きる
これが最も大切な事なのです
あなたに与えられた時間とは
現在のこの一瞬だけなんです。
この一瞬一瞬を意識する
意識する事で
生きている事が実感出来ます
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この宇宙はご自身が主人公です
あなたが監督であり
あなたが脚本家です
あなたの物語は
あなたが自由に演出できます
そして、その物語さえ自由自在です
あなたのやりたい事はなんですか?
あなたはどうしたいのですか?
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少し、話が壮大になってしまいましたが
何をお伝えしたかったというと
余命宣告を受けた時
あなたは今の状態でよいのですか?ってお話です
後でやろうとか、
思っている事ないですか?
年内にこうしようとか
3年後にはこうしようとか
あれがこうなったら、やろうとか
お金がない、知識がない、経験がない、時間がない
やる方法を探すのでは無く、出来ない理由を探し続ける
家族に相談しないと、親に相談しないと、
パートナーに相談しないと、友達に相談しないと
一人で決められない
そのコンフォートゾーンに留まったままで
あなたは「死」を快く迎えられますか?
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あなたの人生は必ず「死」を迎えます
それを
臨場感を持って、
受け入れる事が出来た時、
「余命宣告」を受けているのと
同じ想念に至れます。
今ならまだ、
沢山の事が出来るのです
今を意識して、
感じて生きることが出来るのです
今の生き方で満足ですか?
あなたが生きたかった人生とは
どういった人生でしたか?
あなたのやりたい事はなんですか?
あなたはどうしたいのですか?
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それ自体があなたの機能です。
その価値ある機能が、縁起として残り、
この宇宙へ普遍的に続き繋いでいきます
あなたの人生を自在に生きてください
その機能を見つけ、果たせるのは
生きている今しかないのですよ
ってお話でした。
全てはご自身次第なのです。
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是非、あなたの心から目指したい人生を
自在に生きてくださいね。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます。