経営学 その8「ビジネスモデル(利益方程式)」
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
本日は
昨日お話したビジネスモデルの項目の一つ
「利益方程式」
に特化して、お話できればと存じます。
最後までお付き合い頂けると幸いです。
利益方程式とは
経営の算数数学の基本中の基本の部分です
しかし、
実際、この算数数学の部分をやらないで、
経営をしている経営者が居るのです。
経営で数字を見ないでやりたいことをやったら、倒産まっしぐらです
実はこのタイプの経営者は、意外と多いのです。
数字を見ないタイプの経営者。
この経営者は、やりたいこと、理想をやってしまうのです。
借金をして事業を始めますが、
その借金の返済計画なしで、
自分の理想を具現化しようとしてしまうのです。
経営は極論、足し算引き算です。
やりたいこと、自分の思い描いた理想、
だけで、事業を始めたら、
間違いなく、利益なんて出ないのです。
経営は算数数学です。
どうやって投資対効果を高めるか?
必要なのが利益方程式です。
これだけの投資に対して、これだけの効果を出します。
1の投資で、1以上の効果を出します。
10の投資で、10以上の効果をだします。
5の投資で、20の効果を出します等々
如何に投資対効果を高めるか?
それが利益方程式の目的です。
好きな事をやる為には、
これだけ必要ですの経営では 絶対に赤字になります。
公共事業なんて正にそうです。
予算の必要とする辻褄合わせは公務員は天才的ですが、その予算で出来上がった事業で、その予算を回収して、今後利益を出す為のプラン作りは、いっさい出来ないど素人なんです。
予算要求は得意なんです。使用報告も得意なんです。
しかし、公務員は経営はど素人なんです。その投資の回収プランを立てられないのです。
高速道路然り、橋を創った、ダムを空港を、創ったのなら、それを運営しなければなりません。
使用した予算の回収プランを立てなければいけないのに、それが出来ません。
故に全ての高速道路、橋、ダム、空港、完全な赤字経営です。
国民の税金で創り、その投資した税金を回収するためのプランなど全く考えなしに、必要だからと妄想して創ってしまうのです。
大切なのは
投資対効果=ROI return on investment
(リターン・オン・インベストメント)
常にこれだけ投資して、それ以上の回収はどうすれば良いか?
その具体的な策、具体的な数字を、常に確認しなけらばなりません。
ROI = 効果/投資 = 収益/総資産
=(収益/売上高)×(売上高/総資産)
(収益/売上高)×100
= 経常利益率 10%→超優良 2%→優良 赤字→80%企業
丼勘定で黒字が出せる程、経営は甘くないのです。
経営者なのに決算書も読めないとか
経営者なのにROIを考えないで、なんとかなるだろうとか
赤字です。もう必然です。
故に、起業して10年続く、事業は1%としかないのです。
しっかりと算数数学で経営を組み立てないといけません。
利益とは偶然もたらされるものでは無く、
創っていくものです。
如何に利益を上げるかが、事業の全てです。
では
どの様にして、
この利益を改善していけば良いかを、
考えてみましょう。
1.収益モデル
売上高= 客数 × 客単価 × 購買頻度
売り上げを上げるためには3つの方法があります
① 客数を増やす
客数を増やす為に出来ることは何か?
② 客単価を上げる
価値やサービスのグレードを上げる
顧客満足度を上げるためにアフターサービスを充実させる等。
客単価を上げる方法は何か?
③ 購買頻度を高める
1回利用してくれたお客様は、また利用してくれる可能性が高い
1回目を利用して貰うのが一番難しく、1度利用してくれたお客さんが、また利用してくれる確率は、初めて時の15倍になります。
購買頻度を高める事に出来ることは何か?
今のご時世、①客数のみで売り上げの向上を謀るのは非常に難しいです。
故に、この3つをそれぞれ少しずつでも向上させることで、全体の売上高を増やして行きましょう。
儲けたいと漠然とした目標ではなく、儲けの仕組みを細分化し、それぞれをどの様にどれだけ上げることが出来るか?検討改善し、それぞれが少しづつでも、組み合わせると大きな伸び率になるのです。
細分化した数字で見ることで、今何をすれば良いか?の行うべき行動が具体的に明確になります。
2.コスト構造
如何に売り上げを上げても、それ以上にコストがかかっていれば赤字です。
コスト削減が重要です。その為には、コストの構造を確認します。
固定費と変動費の割合を、しっかり把握する必要があります。
固定費=毎月支払う必要な経費 家賃 光熱費 人件費等々
変動費=偶にしか行わない経費 宣伝広告費等々
3.製品1単位あたりの目標利益率
(売上高 - 変動費)= 限界利益 > 固定費
4.経営資源の回転率
売上高/総資産
今回のプロジェクトに対して、どれだけの資産がかかり、それだけの売上高になっているか? 使用した総資産が少なければ少ないほど良いのです。
利益は偶然には出ません。
売上げはこの様に立ちます。
経費はこれだけかかります。
常に考えていく。
投資対効果をどれだけ高めていけるか?
効果は高く
投資は少なく
利益を見込める形に組み、
利益が見込めないのなら、経費を切る。
短期的には一番の効果
自分が狙って設定した形で、利益を創っていく
机上の計算上で創った上で、
実際のリアルで利益を創っていく。
ビジネスモデルとは儲けの仕組み
では、その儲けの仕組みとは何か?
それを具体的に数字で表せれるのが
この利益方程式なのです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
ではまた。