経営学 その139「レモン市場」
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本日は
「レモン市場」
についてお話出来ればと存じます
最後までお付き合い頂けると幸いです
経済学が現実の経済と合わない理由の一つは「完全情報」を得ることが事実上不可能で常に知らないことが存在するから
↓
仮に、完全情報を得られているならば、合理的な判断が出来る。需要と供給が一致したところで価格が決定される
しかし、「完全情報」を得ることは不可能であり、また売り手と買い手の間で情報格差が生じるのは当たり前なので、経座額は叶わず下実際の経済と一致しない。
レモン市場
レモン:皮が厚くて中身がよく分からない悪い商品に対するあだ名
元々は品質の悪い中古車に対して付けられた
ピーチ:皮が薄くて中身が分かりやすい良質な商品に対するあだ名
「何故、優良業者が撤退し、レモン市場になってしまうのか?」
① 中古車に対する情報が少ない消費者は買い控えをするか、かなり安い価格でないと買わない
② 優良業者の提供する優良品もなかなか売れないので、優良業者の撤退が始まる
③ やがて不良品ばかりのレモン市場になり、そのうち市場そのものが成り立たなくなる
「市場取引がいつも理想的に」
の経済学の前提に、疑問が持たれるようになった
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