経営学 その35「社会起業家の成功」
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
本日は
「社会起業家の成功」
についてお話できればと存じます。
最後までお付き合い頂けると幸いです
社会起業家
事業を通じて社会問題の改善を図るために起業する人。
社会的な問題解決の目的
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ビジネス経営の感覚を活かして活動の継続性を担保
↓
社会変革をもたらす
<成功例>
グラミン銀行
1983年に創設。一般的に担保を持っていない貧困層に対し、無担保で少額融資を行い、バングラデシュの貧しい人々を多く貧困から救い出し、2006年には創設者Muhammad Yunus氏とともにノーベル平和賞を受賞した銀行です。
① 誰が?
創設者Muhammad Yunus(MBAを取得し経営をマスターしていた人)
MBAを取得し帰国し、自国を見渡した時、MBAで会得した「鷹の眼」を活かせる状況ではないと判断し、「ミミズの眼」で自分の足で自国の現状を知り、明日を生きる事に精一杯の国民達に何かをして上げなければと決意したのです。
② 誰に
貧困層の女性達に
ビジネス対象を絞りました。
それは女性の連帯感に着目したのです(返済時必要)
③ 何を提供して
無担保で少額融資
④ どの様に収益を
グループ返済の仕組みで(日本で言う5人組の仕組みです)
借り手達の生活水準の向上に貢献
社会的な問題に対してビジネスで貢献した成功例
余談:実績と貢献の度合いが余りに大きい為、功績と同じだけの批判を受けることになります。 この世はポジティブとネガティブなど両面が釣り合うので、功績と批判を同量に受け取ることになりました。
その批判とは、「貧困層から金利をむしり取る搾取」とのレッテル
これは慈善事業ではなく 社会的なビジネスです。その中での一番の良策でした。
しかし、無利子で貸せる度量はないのかとの批判を受けます。
人は 責任を課さない借金は 自助努力を行わなくなります。唯で貰えるものと勘違いが起こります。利子が課さられる事で、しっかりと返さなければと責任に重みを感じ、返済計画に自助努力をするようになるのです。その責任対する行動力が、バングラデシュの経済力の底上げに大きく貢献したのです。
<社会起業家の成功要因>
① 価値の提供
↓
再投資の為の収益の確保
↓
持続的に成長させるビジネス
② 価値に社会貢献性がある
↓
顧客 従業員 地域といった関係者を巻き込む
↓
ネットワークを活かして、多方面へ事業拡大
<成功に必要なこと>
① 社会課題の理解
② 理念
③ ビジョン
④ ビジネスモデル
⑤ 価値を共有するネットワークの構築
⑥ 定量的ものさし導入による成果志向経営
最後までお読み頂きまして
ありがとうございます
それではまた