「秋」 自我崩壊

こんばんわ!

本日もお越し頂きまして、ありがとうございます!

さて、

人生の春夏秋冬を4回に分けてお話しています。

今回は「秋」をご説明致します。


実りの秋です。


夏の頑張りが、色々な形で実ったかと存じます。
様々な目標を達されたと存じます。

稲は実り、穂が垂れ、穂の収穫です。
そして、残された稲はその役目を終えます。

自我にとっての「秋」とは、
崩壊です。


実は、

この秋に至る人は限られていて、

1パーセント程度の方しか、

秋に向かえず、そして冬には辿り着きません。

殆どの方が、この秋を1回も経験しないで人生を歩みます。

秋を経験するという事は?
自我が崩壊するという事です。

この秋に至ることが出来る人って、どういう人ですか?
夏に心身の全ての力を持って、

もう動けない程になるまで、

自分の限界に挑戦した人です。

此処で対象年齢的な話ですが、今までの流れだと、秋は40歳以降となりますが、此処からはもうこの年代という例がないです。
沢山の強烈な体験を、真っ正面から立ち向かい20歳で秋に至る人もいれば、

60歳になり、全ての欲求を満たして、此処に辿り着く人もいます。
一生の内で、一度も秋を経験する事がない人もいます。

秋に至る方で、明らかな事は、春を経験し、夏を全力で挑戦を続けた事です。
重要な事は、どの様な人生体験をしてきたか?です。

自我の崩壊に至る1パーセントの人は何が起こったのでしょう?

どの様な方でしょう?

2通りがあります。

一つ 有りと有らゆる願望実現に、失敗し、絶望した人
一つ 有りと有らゆる願望実現に、成功し、絶望した人

成功しても、失敗しても、「絶望」するのです。

何故?

ここで春を思い出して下さい。
春の投稿の最後に、重要なポイントをお伝えしました。

そう

それです

その自我

他人のモノマネなんです。


親、先生、友達、先輩、スポーツ選手、歌手、物語のヒーロー、過去の偉人等々
他人を取り入れて、自我同一をしてきた、此れを繰り返して作ってきた自我なんです。

そう

そうです。

他人の人生だったんです。
一生懸命、他人になろうと生きてきたんです。

他人と比べて、自分の説明書を作成してきたんです。
あの人より此れが得意で、みんなより此れが好き、嫌い等々
他人が全ての基準だったんです。

其れに気がついてしまったんです。
一生懸命に、全ての関心のある事柄を、端から端まで駆け抜けて、自分の願望の実現を欲して行動を続けた結果

失敗した
成功した

失敗した方は、今の自我に疑問を持ったんです。
あの人、この人、様々な人が持っている価値観を信じて、同じ様に行ってみたが、結果を得られなかった。親が、先生が、友達が、憧れの人が、言っていた、振舞っていた、通りにやったのに、成功しなかった。この人達の考え方ややり方、取り込んだ自我は正しくないのではないかと、気がつきます。この教えや自我モデルに疑念を抱きます。

此れは夢願望を求めた時、その夢願望を叶えている人を自我に取り込まなかったのが、成功出来なかった原因です。

普通の人をモデルにしたら、常識的な結果になるのは当然で、成功者は1パーセントしか居ないのですから、成功者になりたいなら、多数決では異常に成らなくては成功には至らないのです。

では、自分の夢願望を叶えている人を自我同一し、自分の自我に取り入れ、夢願望を叶えて成功したとします。

成功した人は、様々な願望を満たし、沢山の成功を得ます。
成功を重ねる事で、さらに自我を強化していく。

どんどん新しい外の成功を、自分に取りれ、同一化して、自我の強化を続けた結果、
駆け抜けて、満たし尽くし、辿り着き、立ち止まり、手元に得た実りを眺めた時、
本当に自分は此れを求めていたのかと、疑問を感じます。


他者を取り込んで作った自我が、求める様々な事を満たした時、自分が満たされていない事に、気がつきます。自我は満たされた筈なのに、自分は満たされない。

外にあるものを基準とし、駆け抜けた結果、自分の本質とは、求めてる事とは違う事に、関係がない事に、気がつくのです。

そうです。


貴方を

一生懸命にする為に頑張ってくれた、

目標をくれた、

一緒に努力を続けてくれた、、

その自我は、貴方基準では無く、他人基準であって、

本当の貴方では無かったんです。

其れに気がついてしまった時、その自我が崩壊するのです。

今まで自分の原動力となってくれた自我に
沢山の体験と学びの場を作ってくれた自我に、
一緒になって一番貴方の為に頑張ってくれた自我に
お別れをする時が来たんです。

今までありがとう。本当に感謝してます。
さようなら。

貴方の人生だと思った人生は、

他人の人生出会った事に気がつき、

その自我を作り直さないといけない事に気がつく、

辿り着く。

此れが秋です。

自分の人生とは、本当は何なのか?
自分の内からの声に耳を傾けて、内からの湧き出る自分の本当の目的を受け取り、本当の自分を作くるのです。

この時期、結構きついっす。


今までは、

他者の思考であろうと、

外を意識した行為であろうと、

目の前に達すべき目標があり、

其れに向かって走ることが出来ていたのに、其れが一旦なくなるのですから、動けないのですから、辛いですよ。

事業に成功し、
身体も他人が羨むほどに健康で、
お金も溢れる程に満たされ、
沢山の人脈を得られ、
沢山の仲間たちに囲まれ、
名声も手に入れた


だがしかし、なぜか虚しい
何故か、

自分の心は満たされていない。

疑問を持つ、
何に?
自我にです。

これ意外につらいっす。

此れが耐えれなくて、殆どの人が秋に向かわないのです。
辛いので認めないのです。
そうなる事が分かってるので、秋に向かう事を避けるのです。

うん いいんです
全然悪くないです
人に幸せは其々です
正しいはないです
無理に自我崩壊という、過去数十年の自己否定という、
死に近い苦しみを味合わなくても良いんです。
其れも選択です。

しかし、
其れでも納得行くまで欲します!
突き抜けたいです!

本当の自分の夢願望を叶えたい!
この試練でさえ乗り越えて、その向こう側に行きたい!

って特殊な人はどうぞ、一緒に行きましょう!

この時期を乗り越える方法は?

信じろ!です

シンプル

他人が信じる貴方では無く、貴方が信じる他人では無く、
貴方が信じる貴方を信じるのです。

貴方は進化成長する為に、

貴方の成功を成し得る為に、

貴方が貴方の内声を満たす為に、

産まれてきたんです。

そんな自分を唯々信じて下さい。
貴方を本当に信じてあげれるのは、貴方だけなんです。
どんな事があっても、貴方は貴方を信じてあげて下さい。

さて、状況の確認をします。

全てを満たして、満たした事で、虚しい
外から与えられた価値観の全てが、虚しい

この状態を「空」といいます。

外から与えられた欲望を全て満たした時、其処には何も無かった。
仮初めの頂上に辿り着いた時、其処には何も無かった。
何も無かった。ゼロだった。全てが真っ白だった。
では自分は何の為に此処まで来たんだ?

此れが「空」です。

此処です!
此処に辿り着きたかったんです。

良いです。
此処ですよ。

ここが
人生のスタートラインなんです。

此処から、本当の貴方の人生が初まるんです。
遂に貴方の人生が開幕です。

他者の価値観を取り入れず
他者にゴールを与えられる訳でもなく、

本当の私
本当の自分とは何か?
真剣に探求し始めるのです。

自分は何の為に生まれ、
生きている間に何がしたくて
何が成し遂げたくて
どの様に人に喜びを与え、
どの様に社会に貢献して行くのか?

真剣に考え始めるのです。

哲学的には
此処までは、ソクラテス、プラトン、アリストテレス等々、様々な偉人の此処してくれた思想を学び、研究して来た日々が、今日から自分の本当の哲学が初まるのです。

今までは偉人が残してくれた、他者に言葉を、自分に取り入れていた他人の研究だったのですが、今日からは自分が自分から自分の内からの声に真摯に真剣に立ち向かい、自分の哲学が初まるのです。

自分の人生はどの様にしたいのか?

そもそも、自分という人間とは何者なのか?

真剣に探究し始める。

本当の哲学が初まるのです。

何に触れても、誰に会っても、常に何かヒントがないか?
探し求めるのです。

自分はどの様に人を幸せに出来るのか?
社会にどの様に貢献できるのか?
常にアンテナを立て、真剣にヒントを探し求めるのです。

正真正銘、此処からが貴方の人生なのです。
他者から与えられる環境、価値観とか、

世間の人が追い求めているものを、完全に超越するんです。


他者をやる気の原動にはしない、そんな事は卒業してるのです。

自分自身は本当はどんな人間で、
自分自身は本当は何がしたくて、
そしてどうやって人の役に立っていくか?社会に貢献できるか?
此れが此れだけが貴方の興味関心になります。

外からヒントは得るのですが、常に自分の内側内側に入っていき、
自分の直感に心の声に耳を傾け、其処から気づきを得る始める。
これが人生の「秋」です。

他人になる努力は終わり
自分になる努力が始まったのです。

他人で出来た自我を崩壊させて、
本来の自分を探究し始める
此れが、この状態が
「さとり」
なのです。

もう一回自分を自分の為に作り直して、自分として生きていく。
有りの侭の自分として生きていく。
このスタートライン、この初まりが「秋」なのです

「春」「夏」が人生の前半戦

真面目に一生懸命に頑張ってきましたが

「他者の人生」でした

他人に環境、ゴールを与えられ、他人の価値観を取り入れ人生を我武者羅に走ってきました。

「秋」「冬」が人生の後半戦になります

他人の人生である自我を崩壊させ、

此処からが本当の「自分の人生」になります。

自分で環境を造り、自分でゴールを設定し、自分の価値観を見つけていく。

此処が後半戦の入り口 人生の「秋」

そして、此れに至った時、

最後の時期、

人生の「冬」 自己実現

が始まるのです。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。 

それではまた。

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