今日の一言 その254「記憶が進化を助け、記憶が進化の枷となる」
おはようございます!!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます!
一言シリーズですが
浮かんだ言葉を、ちょこっと書いてみます
「
記憶があるからこそ、物理的な進化が可能となり、心理的な進化が不可能となります。
思考は、この矛盾を超えられません。言葉と論理の限界です。
知識やスキルの習得という表面上のことであれば、勉強でも対応できるでしょう。それらは人生にとっては枝葉であって本質ではありません。人生を生み出している根っこであるマインドそのものの進化がなければ、人生そのものは何も変わりません。
そして、本当に変わるために、数か月から数年の時間を要するのは、いい意味で、記憶を忘却させる必要があるから。
古き良き自分を忘れられれば忘れられるほど、古き自分からの抵抗は弱まります。
新しい自分へ変わろうとした最初の数か月は、思考の大半が古き自分からのものだったのに対して、時間が経てば経つほど、新しい自分からの思考が優位に変わっていく。
古い自分がゆるやかに忘れ去られていくことで、日々、少しずつ少しずつ、新しい自分へと心が入れ替わっていくのです。
60兆個の細胞は、日々、生滅を繰り返しています。
昨日の自分と今日の自分は、必ず、変化をしており、半年後の自分は完全に別人になっている方が、生物的には当たり前です。
しかし、その当たり前が当たり前に感じられないのは、記憶があるから。
過去の自分の記憶を何度も思い返し、そして、過去の記憶を使った未来への想像を続けている限り、心に進化はなく、人生の改革もありません。
記憶を忘れていくことができるか。
心の長期貯蔵庫が記憶でいっぱい・いっぱいになっている所に、空っぽのスペースを、どれだけ広く創ることができるか。
古き自分が生み出す不安と恐怖という強烈な情動が湧き上がって来ても、決して後戻りが出来ない状況へとどれだけ自分を追い込めるか。乗り切るための唯一の選択肢が進化だけであるという厳しい環境へと、自らを置けるか。
記憶とは物理的進化を最も助け、心理的進化を最も邪魔するもの。
脳は、この矛盾を超えられません。
人生最大の闘いは、いつも、自分の内側で起きています。
どうしても後戻りできない厳しい環境へ身を置けたときこそ、弟子の準備が整い、師が現れ、人はさらなる進化を遂げていくのです。
」
今日も素晴らしい1日を!
楽しんでまいりましょう!
ではまた♪