経営学 その17「大企業との競争回避戦略」
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
本日は
昨日の続きに成ります
「大企業との競争回避戦略」
についてお話できればと存じます。
最後までお付き合い頂けると幸いです
<大企業との競争回避戦略>
初期投資が少なく、大企業との戦いを避け 参入しやすい 王道ビジネスです。
その二つを次のとおり、お話しさせて頂きます。
1.ニッチビジネス
大企業が居ない隙間市場を敢えて選び、最適な商品・サービスを投入して行くビジネス
小さい隙間市場で 一位を狙っていくビジネス
(1)重要な事
① 相応の規模で競争の緩い市場を見つける嗅覚が大切
② 速い行動力で差別化の要因をつくること
(2)メリット
① 市場が小さく初期投資が小さいので参入か容易
② 緩い競争環境なので成功しやすい
③ 必ずしも革新的ビジネスが必要なわけでない
(3)デメリット
競合に勝っても収益が小さい事が多い
(4)成功の鍵
① 自社の事業の付加価値の源泉を見極める。
一番手でオンリーワンになれる事業分野を探すことが必要。
② 事業分野を狭く設定しすぎない。
自社の強みを活かして、迅速に勝ち切れる事業ドメインを、幅広に設定することが肝要。
(5)失敗パターン
① ニッチ市場を選んだか 市場が狭すぎて其処に収益を上げられるビジネスモデルが構築できず、収益が上がらない
②ニッチであった市場が他社に気が付かれ、大市場となり競合が激化してしまう
③ニッチで成功した後、他の大市場に参入して失敗する
2.分散型ビジネス
地理的に小さい市場が、全国に多数散らばっているビジネス
一位は狙わず、分散して多数の店舗で展開していく個人向け店舗サービス業など
業界で優位性を構築する可能性の小さい事業。既存ビジネスなので、一位は狙えないが収益を維持する為に、競合他社と常に戦い続けないといけない。
(1)重要なこと
①瞬間のビジネスチャンスを捉えること
②組織を的確に運営する能力
③環境変化に対応し、戦術の変更を完遂できる実行力
(2)メリット
①初期投資が小さく、新規参入がしやすい
②全国展開がしやすい フランチャイズなど
(3)デメリット
①大きな利益を上げるのが難しい
②各市場で勝ったり負けたりなので、競争優位を築くのが難しい
(4)成功の鍵
①特定の顧客基盤や人脈
②持続的に継続できる仕組みを創るオペレーション能力
③多店舗展開の賃借条件を有利に進める交渉力
(5)失敗パターン
①各市場のトップ状況で失速してしまう。
各店の店長の能力に応じて、売上げが変わってしまう。
② いたずらに規模を追いかけ、収益性を下げてしまう
全国展開 世界展開に目を向けすぎて、全体の総合収益が下がってしまう。
③経営陣や従業員が 燃え尽きてしまう
その地域の明確な一位になると、一位効果のブランド信頼で顧客数が増えるのですが、
二~四位程度では常に努力を続けないと成らず、常に競争に晒されているので、燃え尽きてしまう。
最後まで お読み頂きまして ありがとうございます
それでは また