経営学 その16「革新型ビジネスの留意点」
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
本日は
昨日の続きに成ります
「革新型ビジネスの留意点」
についてお話できればと存じます。
最後までお付き合い頂けると幸いです
<革新型ビジネス 3つの 留意点>
革新型ビジネスとは
今までに無かった市場を見つけだすビジネス、新しい競争ルールを導入し、顧客に新たな価値を提供するビジネス。ブルーオーシャン戦略
このビジネスモデルを 5年 10年 15年と継続的に、成長していく為に、次の3つの留意点をご説明致します。
(1) 常識
革新型ビジネスとは、従来とは違うところに焦点を当てる、非常識なビジネス。
我が社は今までこうしてきた、
この業界はこうやってきた等々
過去の常識が邪魔をしてきます。
過去の常識は、革新ビジネスがある程度しか成長しない、若しくは立ち上げることも出来なく成りかねない弊害が起きるのです。
① 革新型ビジネスの基礎は独創性
コンセプト(考え方 商品の設計、サービスのあり方等々独創的)
機能(既存の機能が無い商品 新たに追加した機能の商品等々独創的)
デザイン、(見た目が装飾的に、又は究極的にシンプル等々独創的)
価格(無償無料、又は圧倒的高価格等々独創的)
全ての常識の 枠外で 設計されることが望ましい。
正に型破り、非常識な独創性が大切です。
② 仮に成長して、組織が大きく成ると
独創性が弱まり 平凡に成りやすい
組織全体に「常識を疑う」姿勢が重要
例:
<SONY>
「世界初」コンセプトで 革新ビジネスとして邁進してました。
有名企業まで駆け上ると、有名企業だから就職したい、その望みは安定の社員が増えて来ます。
この人達は、「世界初」を目指して就職ではなく、自分たちの生活の安定を求めているのです。
これが、組織としての独創性の弱体化が起こり、社としてのコンセプト失い、革新ビジネスではなく、普通の会社に落ち着いてしまいました。既に、当時の革新性は、見る影もありません。
<Apple>
ジョブズ氏ともう一人で立ち上げた会社で、正に革新的ビジネスの挑戦を続けた会社でした。
徐々に会社が大きくなり、自分が経営に力を入れては、起業家としての仕事が出来なくなると、経営のプロを会社に招き入れ、経営は任せたのです。
結果、経営陣と起業家であるジョブズ氏は考え方が衝突し、Appleを追い出されました。
その後、Appleは普通の会社に成り下がり、社会でのアイデンティティを失い倒産しかけます。ジョブズ氏が帰ってきて革新的ビジネスに舵を切り直し、今の世界的大企業に成長しました。
革新ビジネスの日本と世界の代表である、あのSONY、あのAppleでさえ、成長に伴う 革新ビジネス → 独創性を失った平凡会社に変わってしまう流れに落ち込んでしまうのです。
革新ビジネスが成功し、会社が大きく成れば成るだけ 落ちる罠です
(2) 業務軽視の風潮
品質の維持 納期の順守 資金繰り 人間関係の構築
などの通常業務も独創性と同様に大切にする必要がある
(3) 打ち手不足
ある程度の規模まで成長し、其処で止まってしまいがち。
反則、開発、組織整備などの 継続的に成長を促す為の 仕組みを創っていく事が必要
会社を立ち上げて、
5年で 90%が倒産します
生き残る成功した会社に、共通した特性は会社それぞれなのですが、倒産する会社の理由は、ほぼ共通しています。
資金繰りが出来成ったが理由です。
10年で 99%が倒産します。
この共通した倒産した理由は 仕組みを創っていなかった。
起業家の情熱だけで、走ってきてしまった。
起業家は情熱は、非常に持っているのです。
はじめは、情熱だけで、対応していけるのです。
しかし、情熱は長続きしないのです。
体力気力が持たないのです。
大凡5~7年が限界なのです。
情熱が続かなくても、ビジネスモデルが存続する仕組みを創るのです。
組織創りor PCやインターネット等での設備の自動化
起業家の情熱が冷める前に、この仕組み創りは急務となります
革新ビジネスは 立ち上げる時の留意点
革新ビジネスは 立ち上げてうまくいった時の留意点
これをしっかりと知った上で、
それを避ける意味で、
この留意点を一つ一つを
しっかりと潰して、
持続的に継続的に成長させていくのです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
ではまた。