経営学 その14「ビジネスモデルの評価基準」
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
本日は
「ビジネスモデルの評価基準」
についてお話できればと存じます。
最後までお付き合い頂けると幸いです
社会の要点を3つに分けて、
そのビジネスモデルが妥当で有るか?
市場環境を把握する為に、使われるフレームワークに、3C(さんしー)と言うものがあります。
市場・顧客(Customer)
競合(Competitor)
自社(Company)
の3つの視点で分析を行う
3つのCで3C(さんしー)と言われています
考案したのは、経営コンサルタントの大前研一ビジネスブレイクスルー大学学長さんです。
さて、ビジネスモデルは持続的な成長が見込めるかが重要です
一過性の単発で終わってしまったら不十分なのです。
右肩上がりで、1年、2年、3年と持続的成長を見込めるビジネスモデルで有るかが、良いビジネスモデルであるかの評価基準になります。
では、持続的な成長を見込めるか?
要因を2つに分解します。
今回はその2つについてご説明致します。
1.<市場が魅力的か?>
自社(Company)→市場・顧客(Customer)
顧客ニーズが見込めるのか? 売れる可能性があるかないかです。顧客が求める品質、価格、販売方法が、顧客の満足が得られるものか?
次の5つのポイントを確認しましょう
(1) 市場は大きいか?
人口です。
日本は2017年現在は世界11位 1.2億人の人口があり、世界的には大きなマーケットです。、
(2) 市場の成長していくか?
これから日本は人口が確実に減ります。
日本は歴史上初めて、人口が減少するかつて無い、先輩経営者も経験をしたことの無い、前代未聞の時代に突入します。
どんどん総人口が減っていきます。
少子高齢化で高齢者が増え、高齢者の消費は従来の7割に落ちると言われており、確実に従来の市場は衰退すると見込まれます。
(3) 対象顧客は多いか?
対象の年齢層の人口はどうか?対象の性別の人口は多いか?
対象の所得層はどこか?
(4) 対象顧客の好みにあっているか?
対象年齢並びに対象性別に合った商品・サービスかどうか?
対象所得層に見合う商品サービスか?
(5) 対象顧客に支払意欲があるか?
価値=価格ではないのです。認識価値が存在するかです。
その商品・サービスに対価を払う価値があるか?
対価を払ってでも必要とされるか?
2.<競争優位は持続可能性>
自社(Company)→競合(Competitor)
独創性はあるか? その事業が競合他社の商品・サービスと如何に差別化をはかれているか? その優位性は持続ができるのか?
(1) 競争環境はどれくらい激しいか?
市場と競合は反比例の関係にあります。
どういことか?
市場が魅力的で有れば有るだけ、競合が高まります。
市場が魅力的で無ければ、競合が緩くなります。
市場が魅力的で、競合の可能性が低いのが最高なのですが、それを見つける事は非常に困難なので、二つのどちらかを選ぶ事になります。
① 市場が魅力的が故に競合他社と戦っていくか?
② 市場は魅力的では無いが、常勝のNo1を確保維持を狙っていくか?
(2)他社による複製模倣が困難な知的財産はあるか?
法的権利を取得できるか?適用できるか? 重要なポイントになります。
(3) 他社による複製模倣が困難な優れた経営資源があるか?
① 人
競合他社を圧倒する、優れた人材を有しているか?
② 物
競合他社を圧倒する、優れた技術・設備等を有しているか?
③ 金
競合他社を圧倒する、潤沢な資産を有しているか?
っと言われていましたが、
実際は「人 人 人」となります。
「人 金 物」全ては人が持ってくる又は生むものなので、人材が一番大切な経営資源になります。
優れた人材での相互依存関係で成り立った組織構造は、競合他社を圧倒する経営資源です。
(4) ビジネスモデルが十分な収益を生み出せるものになるか?
① 売上げを確保しやすいか?
ⅰ 顧客獲得コストが低いか?
ⅱ 顧客維持コストが低いか?
ⅲ 顧客獲得までの時間消費が少ないか?
② 限界利益が大きいか?(限界利益=売上-変動費>固定費)
③ 運転資本の回転期間が好ましい状態あるか?(資本/売上)
以上を確認しながら、
ビジネスモデルを構築・改善し、
より確実なものにしていきましょう!
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
それではまた。