経営学 その12「ビジネスモデルの新潮流:ロングテール」
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
ビジネスモデルの新潮流
インターネットが普及し、20世紀では考えられない新しいビジネスモデルが産まれています。
今回はその中の一つ
「ロングテール」をご説明致します。
最後までお付き合い頂けると幸いです。
ロング(長い)+ テール(しっぽ)
縦軸に販売数量、横軸にアイテムを販売数量の多い順に並べたグラフを描いた際に、販売数量の少ないアイテムを示す部分が長く伸びるさまを、長い尻尾に見立てた呼び名です。
人気商品 売れ筋ベスト100
沢山売れてる。売り上げあがる
非人気商品
滅多に売れ無いけど、少しは売れてる
商品数はやたらと多い
この部分がロングテールです。
既存の店舗販売の収益構造の対極のビジネスモデルになります
実店舗のビジネスモデルはどういったものでしょうか?
20世紀の常識<20対80の法則>
人気商品2割で、8割の収益を獲得している。
実店舗の収益構造の常識だったビジネスモデルです。
半年に1回しか売れ無いようなとてもニッチな商品。
欲しい人は欲しいけど、普通の人には必要のない商品
しかしこれを何万点も置くとこによって、ちりも積もれば利益を上げる。
無限に近い商品ラインナップとなるので、かなり大きな利益になります。
これがロングテール戦略です
実店舗スタイルでは出来なかったモデルです。
実店舗における商品の量が限られる。
故に売れ筋人気商品しか置け無い。
非人気商品は店舗に置くことが出来ない。
ネット店舗になる事で、滅多に売れ無い商品も載せておく事が出来るのです。
データだけ常駐させ、注文が入った所で取り寄せれば良い。
物理的制約がなくなり、店舗に何万点も商品が置けるようになった。
故に沢山は売れ無いけど、偶に少しだけ売れる商材を何万点も置く事によって、今までには考えられ無い利益を上げるビジネスモデルこそが、ロングテールなのです。
Amazon等が典型的なロングテールになります。
<ロングテールの特徴>
1.少ない売上げ機会であっても、販売を止めなくていい
物理の世界では、ずっと商品を増やすことは出来ないのですが、
ネットの世界では、どこまでも商品を増やすことが出来ます。
データなので売れなくても損が出ません。売れなくても片づける必要が無いのです。
2.1点あたりの売上げは小さくても、全商品の売上げを合計する大きな売上げになる。
月1つしか売れない様な商品でも、同様な商品が何万件も存在していた場合、トータルすると大きな売上げになります。
3.規模が小さい為に大企業が商品化する事を断念したアイディアを、商品化でき、比較的緩い競争の中で確実に稼げる
偶にしか売れない様な商品を大企業は扱うことは出来ません。規模が小さすぎると大企業はビジネスとして成り立たなくなるのです。収益が最低でも1000億年が得られないと関わった人間たちの事を考えると赤字になってしまう。
しかし、1000万円の売上げが見込めるニッチ商品。このニッチ商品を個人レベルで創ってしまいます。1000万円売上げが見込める商品をどんどん増やします。
ネット店舗なので国に縛られません。世界どこにでも販売出来ます。
日本で1000万円売れました。中国でも1000万円売れました。アメリカでも1000万売れ増した、ヨーロッパでも1000万売れました。っと1つでは小さな利益ですが、積み重ねると、大きな利益に繋がります。
インターネットが発達普及したことによって生まれたビジネスモデルの一つになります。
過去の実店舗では考えられないやり方です。
商品をデータとして置き続ける。商品をどこまでも増やすこともできる。
そのニッチ商品をこつこつと細かく売る。ラインナップが膨大なので、1つの商品単位では残念な売上げですが、商品数が尋常じゃない為、その全体をみると、十分な利益を得るといったビジネスモデル ロングテール戦略
既存の店舗販売の収益構造の対極のビジネスモデルになります
最後までお読み頂きましまして、ありがとうございます。
それではまた