経営学 その3「ベンチャービジネス」
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
本日は「ベンチャービジネス」についてお話できればと存じます。
最後までお付き合い頂けると幸いです。
そもそも、ベンチャーとは?
ベンチャー=冒険的
となります。
さて、
経済の原則とは何でしょう?
「リスク=リターン」です。
リスクが大きければ、リターンは大きい
リスクが少なければ、リターンは少ない
基本ですね
ここで言う リスクとは 危険性では無く
ここで言う リスクとは 不確実性を指します
ここで言う リターンとは 利益
故に 「不確実性=利益」 となります
決断を行うと それは+に働くかもしれない
決断を行うと それは-に働くかもしれない
不確実性
仮に±100を高リスク
仮に±10を低リスク
とします
ベンチャービジネスとは
この高リスクを選んだ、道の事を指します。
企業の目的とは何でしたっけ?
「顧客の創造」と「市場の創造」です。
アイディア→行動→形の流れです
これが出来て、初めて0→1になります
しかし、新しい価値の商品は、市場で認められるかは、解からないのです。不確実なのです。
競合他社が居ないのですから、当たれば 大きな利益になりますが、外れれば 今までの費やした 時間や経費が、全て0になります。
高リスク = 高リターン なのです
では低リスクの場合とは?
既存の商品・サービスで既存の市場で争います。
既に需要が認められる市場なので、低リスクになります。
しかし、競合他社が多く存在する為、低リターンです。
低リスク = 低リターン なのです
企業の本来の目的である
「顧客の創造」と「市場の創造」に挑戦する事を
ベンチャービジネスと言うのです
もともと、
この「ベンチャービジネス」って言葉は、
21世紀に生まれた言葉なのです。
当然20世紀に於いても、
「顧客の創造」や「市場の創造」を
行ってきた企業は存在します。
代表はSONYです。
SONYは企業目的が、非常にわかりやすかったのです。
「世界初」
これがSONYのコンセプトでした。
何に於いても、兎に角「世界初」の製品を、世界に出そうと言う、
非常に解かりやすい、企業理念をもっていました。
他の会社の真似では無く、
自分達でこの世の中に新しい価値を作り出そう!
20世紀に於いては、
SONYは正に起業家精神溢れる会社でした。
SONYはベンチャー企業だったのです。
当時はこの言葉が無かったので、そう表記はされませんでしたが、間違いなく、SONYはベンチャービジネス、ベンチャー企業でした。
しかし、
20世紀では、SONYの様な冒険する企業は稀でした。
20世紀は、冒険をしなくても利益が出る時代だったのです。
1960~1990年 古き良き時代 高度経済成長期 バブル期 です
政策では池田内閣の所得倍増計画などの長期経済計画などがありました。
10年で貴方の所得倍にしますって夢の様な政策でしたが、実現したんです。
この時代の事業家は冒険なんてしなくても、事業を始めたら、もうお客さんで一杯だったのです。
製造すればどんどん売れ、どんなサービスも人で溢れました。
こんな時代に新しい顧客を生む必要など無く、事業を始めるだけでお客さんが溢れたのです。
あっ、勿論、商品やサービスが良くないと駄目ですよ?
それはいつの時代も、大前提です。
20世紀は、商品もサービスも不足していた時代です。
この時代は、真似でも十分過ぎるほどの利益を得られたのです。
「企業の目的」を果たさなくても、十分な 結果を得ることが出来たのです。
さて、21世紀です。
物余り、サービス過剰の溢れている時代
既にある商品を作っても売れないのです。
冒険しないと利益が出ない社会になってるのです。
真似企業同士では限られたパイの奪い合いであり、熾烈な 価格競争に陥ってしまうのです。
もう、ベンチャービジネスでしか、大きな利益を生むことが困難な 時代になっているのです
そこで何をやるか?ですが
その前に
<ビジネスの鉄則>
伸びている市場で勝負する
勝負する市場
日本国内の物理ビジネス→ これからは衰退産業の為、参入するべきでは無い
日本国内の仮想ビジネス→ ネットビジネス 例:楽天 ソフトバンク LIN等々 俗に言うベンチャービジネス
偶々この時期の新規顧客が見込める新ビジネスがネットビジネスであった為に、ネットビジネス=ベンチャービジネスとイメージされるが、ネットビジネスはベンチャービジネスの一つでしかない。
今現状としては、伸びている産業であるが、残った有名会社は勝者であり、沢山の会社が失敗し、撤退している背景がある。
世界ビジネス →グローバルビジネス
日本市場は人口の増加が見込めない為、もう伸びる可能性が非常に薄いです。
これから伸びている世界を視野に、新規ビジネスは考えるべきです。
日本国内のビジネスは、このまま人口が減少していけば2040年には、現在の物理ビジネスと仮想ビジネスを足して合わせても、現在の半分の市場になると推計されています。
日本が大量の移民を受け入れるなど、社会変革が起こればまた別ですが、このままであれば国内ビジネスは伸びる可能性はありません。
人口の動きを見る限り、現在の500兆円市場は250兆円市場まで縮小することになります。
経済の動きを予測するのに 鉄板は 人口の動きです。
人口が動けは需要も動くわけで、この動きで、世界で今後どの様に経済発展が進むかは、予想できるのです。
その中でも、日本はもう経済発展は見込めません。
っとなると、将来を見込んでビジネスを行うのであれば、確実に世界を視野に入れないと、生き残りは非常に難しいのです。
国内物理ビジネスは絶望的
国内仮想ビジネスに於いても、今後の人口の減少を並びに市場の飽和を鑑みるに、長期的には難しい。
世界の人口73億人は、2100年までには100億人まで伸びると国連は予測しており、世界の経済的成長は至る所で爆発的に起きると見込まれている限り、世界は伸びているのです。
日本の市場が減退しているのです。
市場を世界に求める選択は、もう必然なのです。
何をすればビジネスは成功できるのですか?では無く
今、世界には無い・世界に通用する商品・サービスを生み出し、初めから0→1で考える起業家精神を持った上で、伸びている市場を選択し、全世界に挑戦していく。
確かに 大きなリスクがあります。
リスク=リターンです。
これこそが冒険
これこそが、
今後求められるビジネス 目差すべきビジネス
21世紀のベンチャービジネスです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
それではまた。