「怒りの扱い方」
今日は「怒りの扱い方」についてお話いたします。
最後までお付き合い頂けると幸いです。
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怒りに支配されると
視野が狭くなりますね。
どうしてだよ?
理不尽だ!
不合理だ!
不誠実だ!
頭にきた!
自分で制御しきれない時
判断を間違う事があります。
この「怒り」を紐解いていきます。
端的に怒りという感情の種類
これは二次的感情と言われています
いきなり所定の行為を目の当たりにし
いきなり怒るって人はいないのです。
怒りの感情の前に
先ずは
突発的なら驚いたり、
後発的なら後悔したり、悲しんだり
または恐怖を感じたりとか、
その後に、怒りは出てきます。
怒りは
急に起こるものではありません。
何かを言われた
何かをされた
何かを見た
そこで先に、
驚いたり、後悔したり、悲しんだり、恐怖をしたり、等など
一次的感情の後に、怒りが沸いてくるんです。
怒りが芽生えたのです
この方程式、
とても大切な基本です。
その一次的感情を
これを掘ってみましょう。
怒りを最初に感じているのではなかった。
ここを認識する事からが、第1歩です。
あの言い方、傷ついた!
っと思うから、怒るのです
では、「傷ついた」が本質ですよね?
怒ってる!
なんで?怒ってるのかな?
っと2次的感情から入っては
本質が観えなくなります。
怒りとは
2次的感情であり、防衛本能です。
驚きたくない
後悔したくない
悲しみたくない
恐怖したくない
だから、怒りという感情に変換するのです。
相手に対して、
攻撃をする。
感情が自分の内側に
向かないようにする防衛行為です。
相手に発散する感情に変える。
外側に対して、エネルギーを発散する行為は
全て2次的感情なんです。
そして、1次的感情とは
感情が自分の内側に向いている感情のことを言います。
そこから掘ってみる事が大切なのです。
何を言われたのですか?
あなたの行為に対して、
その様に言われたから
傷ついたのですよね?
驚いたんですよね?
恐かったんですよね?
不安になったんですよね?
だから、怒りに変換したんですよね?
怒りを掘るのではないんです。
怒りに変換する前の感情は
何だったか? 思い出してください。
ここなんです。
すると
その時の経験、体験がイメージ出来やすくなります。
こう思ってこうやった。
すると
あの時こう言われたな
だから、こうしたんだよな。
こうした方が良かったのかな?
でも言い過ぎだよな。
「こう言われたな」で
何を感じたんですか?
さて、
そんなこと言う私も
若い頃、怒り坊の時がありました。
歩き方や立ち回りが既に怒ってる。
体が怒りを表現してしまっている。
すると、人が近寄りません。
高校2年ぐらいが正にそれで
他のクラスから遊びに来る
友人達に言われましたが、
私が教室の真ん中に座り、
他の人たちは
みんな窓側壁側に寄っている状態になっていたそうです。
触るな危険状態です。
私本人は全く記憶にありません。
当時は思春期で
家庭、部活、恋人、友人、勉学関係などなど
色々な出来事があり
全てに真正面から向き合っていたので
感情というエネルギーが膨大でした。
エネルギーが当時膨大すぎて
外側に溢れてしまっていたんですね。
溢れた分が、二次的感情として表現されていました。
受け止めきれていなかったんでしょうね。
それを、そのまま立ち振る舞いで表現していたみたいで
今思えば、お恥ずかしい話です。
今思うと、自分の未熟さが不安だったんだと思います。
未熟さを受け入れられなかった。
自分に問い続けていましたが、
答えのないジレンマが受け止めきれず
2次的感情に変換されていました。
懸命に生きてた良い経験ですが、失うものも多かったです。
当時もっと沢山の種類の感情を得ることが出来たと思います。
今は全くそんなこと無いですよ?
この生き方は生き辛く、
良い結果に繋がらないと気が付いたからです。
さて、私事が長くなりましたが
怒りが悪いといっているのではありません。
それもまた受け取りたい必要な情報の一つです。
但し、それに支配されてはなりません。
その為には、2次的感情に変換される前に
感じた感情がなんだったのか?
そのエネルギーを受け止める事が大事です。
では具体的な方法です。
先ず、感情とは6秒しか続かない事は
お伝えした事があったと存じます。
怒りが継続するのは
その本来6秒で終える感情を、
脳内で増幅する事で継続します。
怒り自体に解決の本質は無いわけですから
それが過ぎるのをちょっと待ちます。
良くある方法は、深呼吸です。
怒っている時は呼吸が浅くなっています。
息が上がっている状態です。
それを下げる。
胸に上がった呼吸を
腹に下げるイメージですかね?
そして上がった肩を下げる。
一度、上げて下げてみてください。
一度、ぐっと力を入れて、抜く・・・
実は身体って力を入れた後が
一番緩みます。
心と身体は一つ
心がコントロール出来辛い時は
身体から緩めていきます。
結果、心も緩みます。
そして、1次的感情が何だったかを観てみる。
ここ、2次的感情から1次的感情を探ると
ループになります。
怒り→原因→怒り→原因→怒り→
これが脳内の増幅のプロセスです。
原因→怒りで発火してしまったら
この怒りを先に終わらせる。
6秒間落ち着いて、鎮火させる。
外部への変換を辞める。
また、意識を外すってのも
一つの方法です。
大好きな景色に意識を向けるとか
その場を離れるとかですね。
そこで怒りについて考えたら駄目ですよ?
一旦落ち着くのです。
怒りが鎮火したところで
一次的感情を掘りましょう。
驚いたり、後悔したり、悲しんだり、
恐怖をしたり、不安になったりなど等
あなたの内側への感情があります。
それを認めてください。
怒りは、それを感じたくない、受け止めたくない
あなたの自己都合での変換です。
内側へ向く事を嫌って
外側へ向けた行為です。
それを認めずに外部を攻撃する。
これ、らちが明きません。
今、傷ついたんだな私
今、悲しんでるな私
今、恐いんだな私
先ずは、それを認めてください。
その自分を蔑ろにしないで下さい。
否定しないで下さい。
裁かないで下さい。
それもあなたなんです。
そんな風に感じた自分がいる。
ここに気付き、意識に上げる。
言い換えれば光を当てる。
じっと見つめるだけで良いです。
受け止めるという事です。
これで実は十分なんです。
あなたとの自己信頼に繋がっていきます。
すっと気持ちが楽になります。
その情報を摂取し終わったって事です。
また、パートナーや大事な相手お場合
是非、わだかまりを貯めずに話してください。
関係を恐がらないということです。
時に、話し合うとことで
わだかまりを払拭することも必要です。
話し合うことで、
なんだそんな事かという
ポイントが必ずあります
相手を気遣い、怒りのポイントを貯めないでください。
ポイントカードが一杯になると
大激怒カードと交換されてしまいます。
そして、最後に
怒りのポイントって
実はその人の心のブロックが
浮き上がった時なんです。
その人の隠したい、認めていない
一次的感情が浮き上がった時に
あなたを守るために
怒りで誤魔化してきます。
本人もわからないままにです。
痛いと事を突かれると怒るって奴ですね。
ここ実は非常に重要なポイントです。
何かを言われて、又は触れてみて
イラッときた。
目を見開いてしまった。
ここ、あなたの「思い込み」が潜んでいます。
時にこれがあなたの「正義の裁きの剣」に繋がります。
理想の夢、目標、ゴールに向かう際
この思い込みが脚に絡みつくことがあります。
現状から外側に移行する気はまんまんなのに
何故かうまくいかない
そんな時は
この無意識まで浸透してしまった「思い込み」
これを意識に上げて、
統合する事が肝要になってきます。
言い方を変えれば
置いてきぼりにして来た
蓋をしてしまった
あなたを見つけてあげて
認めてあげる。受け入れる。
あなたに統合するって事です。
この話はとても大切なので
改めてご説明いたします
今日は怒りの取り扱い方
先ずは、怒りとは2次的感情であり
本質は1次的感情にあるという事
感情とは6秒しか保たないが、
2次的感情から原因を探ると
ループされ増幅されてしまうこと
2次的感情を
心がコントロール出来辛い時は
物理的環境を変えたり、身体から緩めていきます。
その後
その1次的感情を探る。
そして
1次的感情を感じている
そんな自分を認め受け入れる。
光を当てる。
そこに、あなたの「思い込み」が潜んでいます。
それを意識に上げる事で統合されていきます。
怒りは一つのエネルギーなのですが
怒りは判断を誤らせる事があります。
これを上手に取り扱うと
軽やかに生きれますよってお話でした。
是非、あなたの心から目指したい人生を
自在に生きてくださいね。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます。