「嫉妬心の方程式」
今日は「嫉妬心の方程式」についてお話致します。
人が覚醒するためには乗り越えないとならない壁の一つに嫉妬があります。
陰の状態にある時、ねたみの感情は執拗に上がってくる事があります。
マイナスの世界に入り込んでいる時に思考を使うと、そのマイナスの宇宙は拡大の方向へ流れていきます。こんな外側に向かっている自分の意識を断ち切り、自分の内側に入る必要があります。
感情とは、自分の内側の物差しを使い、判断を下した時に湧き上がるものです。
無意識の領域において下された判断に基づき引き込んだエネルギーです。
感情は良い悪いもありませんが、それに支配されてはなりません。
先ず、感情とはあなたの本質ではないのです。
記憶した情報を使い、判断をした結果として、湧き上がるのが感情です。
故に、この情報を書き換えれば、起きて来る感情の質も変ります。
感情と出来事はリンクしていません。ここをしっかりと意識します。
自分の内側にどんな判断基準があるか? 出来事によって気付かされているのです。
あなたが深くしまい込んだ物差しを、起きて来る感情によって見させられているとも言えるのです。
嫉妬などの感情をこれ以上味わいたくないなと思ったのであれば、自分が信じ受け入れ、無意識下にしまい込んだ「思い込み」を手放す事で解決します。
妬みという感情は、興味の無いものには発生しません。
これはうらやましいと思っている結果です。
そして、うらやましいとは自分にはないの裏返しです。
自分には無いの肯定なのです。
この結果、自分の欲するものは手に入らないという現実を、ご自身で創り出しているのです。
これはこのままではいけないという妄想から来ています。
自分は何かをすべきだと外側に探し続けている状態です。
この思い込みにより、まだ手に入れていないものを手に入れようと、足りているものに意識を向けず、自分には無いものを見つけ出そうとしています。
自分の至らなさ、自分が持っていないこと、自分の出来ない事、自分の駄目なところ
あなたは、無意識の世界で、あなたの欠点探しを続けているのです。
足りないものを満たそうと次々と欲求が起こります。
この「このままではいけない」という想念を
「このままでいいんだ」に切り替えてみませんか?
何かをやらなければならない人から、創造する者へ変れます。
自分は有限であるという立場から、自分は無限であるという立場です。あなたの輝きが世界を創っていきます。
あなたが輝いている人に出会い、
私もあのようになりたいと思ったとき、
気が付いてほしいのです。
あなたの中が輝きだしている事に
あなたはその人に輝きを観たのではなく、
その出会いであなたの中の輝きを発見したのです。
ここが気がつけない勘違いポイントです。
外では無く内に意識を向けてみてください。
素晴らしいものが素晴らしいと認識している自分が素晴らしいのです。
伝わりますかね?
ここでその素晴らしい自分の輝きに意識を向けて欲しいのです。
素晴らしいと感じたエネルギーを感じて欲しいのです。
そして、そんな自分はこのままでいいんだ。このままで完璧だと。
反対に、その人が素晴らしいと意識を向けてしまうと、その人にエネルギーが流れ出してしまいます。
素晴らしいと気がつけた時のエネルギーが、自分では無くその人に流れ出します。
その瞬間は同じエネルギー量だったにも関わらず、その人のエネルギーが増え、自分のエネルギーは減ってしまいます。
すると、次第にエネルギーが減り、枯れてきたあなたは、こう想念します。
「あの人は本当に素晴らしいが、それに引き換え自分はなんて足りないんだ」
これはあなたがエネルギーを操作した結果なんです。
そして遂にあなたは、その人がうらやましいと感じ始めます。
これが嫉妬心の方程式です。
私はこのままで完全だという想念をもっていれば起こらない現象です。
今のあなたを受け入れ、今が完全だと、このままでよいのだと腑に落ちたとき、あなたはどんなライバルでも、成功に対して祝福の想いだけが沸くようになります。
成功という言葉さえ意識から消えていることでしょう。
あるがままが完全である。
それを受け入れられたとき、
あなたは創造主として覚醒していきます。
目の前の世界は、あなたが創り出している事を気が付いていきます。
妬みは、あるがままを受け入れ切れていない箇所のメッセージでもあります。
大切な事はあなたがあなたであることです。
どの瞬間も、あなたのままであり続けることです。
ちょっと後半が解りづらい話だったかもしれません。
ですがなんとなく、何かが伝わっていただけたと存じます。
なんとなくで大丈夫です。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。