素晴らしい人間関係を その22「意見を求める」

本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
 

素晴らしい人間関係を シリーズ

 

<大前提>

他人はどんな手法でも絶対に変えることは出来ません。しかし、自分は変わることが出来る。

 

自分が変われば、鏡として映っている環境も、やがて変わっていきます。

 

<基礎基本の3原則>

1つ 感謝に徹する

2つ 尊重する

3つ 相手の望むことをする

シリーズ その1~3でお話したそれです。

 

この3原則が基盤にある状態で、

毎度お話をしていきます

 

今回は

「意見を求める」

最後までお付き合い頂けると、幸いです。

 

 

指導者の仕事は命令か?

命令が必要な場合はあるかも知れません

 

親から子供へ

先生から生徒へ

上司から部下へ

 

もし、相手が知るべきルールを知らず、

且つ、其れを躾るためであれば

命令は必要な場合もあるかも知れません

 

その社会には規律があり

その規律を守らせる為に命令する

必要な場合もあるでしょう

 

命令すれば、解決は速いです

短時間で効率よく、物事を解決していきたいという事であれば、指導者が命令をしたくなる気持ちは理解できます。

 

しかし

 

長期で良好な人間関係を築いていくのであれば、

命令は最善ではありません。

必要悪にはなるかもしれませんが、

最も良い方法ではない

 

何故か?

 

命令は 相手の自己重要感を下げるからです

人は自己重要感を求めながら生きています

3大欲求に匹敵する強い欲求です

 

命令された相手が命令された事で

自己重要感を高めることはありません。

 

その場では素直に聴く場合もあるでしょうが、

命令されて良い気持ちがする事はありません。

 

命令は上から下に対して行われます

命令は上から目線なのです

 

自己重要感は上から目線では満たされません

良くて対等

出来れば、見上げて貰いたい

それで漸く満たされる欲求です

 

傲慢と謙虚

傲慢な人は嫌われ

謙虚な人は好かれる

 

傲慢な態度は自己重要感を下げ

謙虚な態度は自己重要感を満たしてくれるから

 

命令は反抗を生みます

何故か?

命令どおりにやっても、上手く行かなかったから

 

結果はコントロール出来ない

それは、どんなやり方でも一緒です

 

ただ、自分で考えた方法でやって上手く行かなかったなら納得しますが、誰かの命令された方法であれば不満が残ります。そして、反抗が生まれます

 

反抗と命令は セットです

命令がなければ、反抗はありません

 

命令ではなく、意見を求める

相手に考えて貰い、相手にアイディアを出して貰う

そして、そのアイディアに対しては評価をしない。

まして、反論もしない

 

仮に その出して貰ったアイディアを評価したり、反論すると、

次からアイディアは出てこなくなります。

 

どんなアイディアも歓迎するという姿勢

アイディアが出た事に対して、褒める。

 

その後、実際に出来そうなモノを相手自身に選んで貰い、約束する

 

相手は、命令されたことより、自身で選んだ事に対しての方が、やる気を持って取り組み始めます。

 

大切なことは

・命令するよりも時間が掛かるので、意見を求める側に、忍耐が必要

・相手の中に、何らかの素晴らしいアイディアがあると信じる

・生じた結果に関しては、意見を求めた側が責任をとる覚悟

 

人間関係に、即効薬はなく、対処療法では上手く行きません

 

相手と本当に良好な関係を築いていきたい場合は、時間を掛けて、じっくり長期目線で信頼関係を育てていきましょう。

 

 

最後までお読み頂きまして

ありがとうございます

ではまた

 

 

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