素晴らしい人間関係を その12「穏やかさを大切にする」
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
素晴らしい人間関係を シリーズ
<大前提>
他人はどんな手法でも絶対に変えることは出来ません
しかし、自分は変わることが出来る。
自分が変われば、鏡として映っている環境も、
やがて変わっていきます。
<基礎基本の3原則>
1つ 感謝に徹する
2つ 尊重する
3つ 相手の望むことをする
シリーズ その1~3でお話したそれです。
この3原則が基盤にある状態で、
毎度お話をしていきます
今回は
「穏やかさを大切にする」
最後までお付き合い頂けると、幸いです。
イソップ物語 「北風と太陽」
北風=力づくで強引に
太陽=温かく穏やかに
どちらが好印象であるかは物語の結果のとおりです
与えたモノを受け取る
北風を与えてしまえば北風が返ってきて
太陽を与えれば太陽が返ってくる
だから、受け取りたいモノが
太陽の様な温かいものであれば、自らが春の日差しの様な態度で人と接した方が良い。
実際の現代社会は?
北風の嵐
怒り立てる親
叱りつける先生
リストラで脅す経営者等々
罪を認識させ、罰を与えることを教育だと勘違いしている例は、数知れず・・・
何故か!?
本当は北風の対応が、太陽より優れているのか?
そうではなく
太陽の様な対応を行う為には
対応する側(親、先生、経営者、上司等々)に
高い 人格 が必要
その高い人格を兼ね備えた人が滅多に居ないから。
穏やかさが力
普通、心の中は波風が立っています。
雑念だらけで、いつも、過去や未来を考え続けてます。
穏やかな心とは遠い状態
穏やかというのは、心を制御出来ている状態。
雑念を静め、静かで居られる状態
その様な人が出す雰囲気は独特で、物腰が柔らかくても、一瞬で相手を感化させます。
穏やかな人こそ、内に大きなエネルギーを持っている人なのです。
そういう方は一緒に居て安心できます。長時間共に居ても疲れません。
見た目元気で熱血漢、パワー全開な人は一緒にいると疲れます。
偶には良いですが、なんどもなんども一緒に居たいと思えないのです。
穏やかさを目標として、穏やかであろうと目指しましょう。
しかし、穏やかな心に成ることは、簡単に成れることではありません。修行をしながら手に入れようとするくらいですから、非常に困難です。
目標にする事は誰でも出来ます。
目標にし、常に心がけ、1歩1歩近づいていく。
しかし、穏やかで居られずに、つい、怒ったり、叱ったり、相手に自分の価値観を押し付けたりと言うことが起きた時、後で、しっかりと内省する習慣を持つと、心はどんどん穏やかな心に近づいていきます。
目標が有って現状がある。その状態の差を常に確認し、目標へ向かい齟齬を正していく。これが1歩1歩進むことです。
具体的には?
本当は怒らない方が良いと分かっているのに、ついつい怒ってしまった・・・・
その後、内省するのです。
「何故?」怒ってしまったのか?
自分の心の中に、ネガティブな観念が有ることが分かってきます。
信念=ポジティブ=自分の人生に良い影響を与えるモノ
観念=ネガティブ=自分の人生に悪い影響を与えるモノ
怒り=悲しみ
相手が自分の観念に触れた言動を取った
自分が信じている事と違う事をされた
その時、心の傷が刺激され、「痛い」という反応と共に怒りが出てきます
自分が悲しみたくないから、その傷に触れた相手が悪い!っと相手を怒る!!自分が正しく、相手が間違ってる!!
と 一生懸命に自分を正当化しているのです。
怒ってしまったのは仕方有りません
過去は変えられない
しかし、時間が経ち、冷静に成った時、
未来に活かす為に、内省する事は出来ます
「何故怒ってしまったのか?」
「自分のどの観念が刺激されたのか?」
自分自身と誠実に向き合うということは
決して、楽しい作業ではありません。
しかし、何らか過去の経験等々観念に気づけたらとしたら、次に同じ事態となっても、今度は怒らず、冷静に対応出来るように成ります。
すなわち、穏やかな心へと 1歩近づけたのです
全ての過去や観念を許し、癒せるようになったら、周囲のどんな環境、相手のどんな対応にも、怒らず、冷静に穏やかに対応出来る様になります。
穏やかさは力
見た目はエネルギッシュで、熱血漢の人が力が有りそうにみえますが、表面上はどうであれ、実際は穏やかな人には絶対に勝てません。
無意識が分かってしまいます。
「相手の方が上だと」と「器が大きい」と
そして、
与えたモノが与えられます
穏やかに接すれば接するほど
穏やかに接して貰える
心の平安を感じる機会が増え
良好な人間関係を築きやすくなるのです
最後までお読み頂きまして
ありがとうございます
ではまた